アクアソムリエマイスター宮部 元喜さん

グローブサイエンス株式会社
http://www.globescience.co.jp/

Size Down(サイズダウン)
オフィシャルHP

http://www.sizedown.xyz/

アクアソムリエマイスターの資格を
取得しようと思ったきっかけは?

理由は大きく2つありまして、まず1つ目は10年ほど前に入院した経験があり、「身体が資本だなぁ」と気付かされたことです。
仕事中にろくに水分もとらない生活をしていて身体を壊し、「体の基本的なことを見直して、人らしい生活をしていこう」と。
それで、最も体に欠かせない水に興味を持ち始めました。
もう1つの理由は、その後、機能性ミネラルウォーター Size Down(サイズダウン)のメーカーに勤めることになり、営業職に携わっていることです。
通常のミネラルウォーターと機能性の強い水の特性の違いを表現したり、他のメーカー様の意見も聞いて仕事に役立てたりしたいという思いがありました。この2つの理由から、アクアソムリエマイスターの資格取得を目指しました。

勉強して改めて確認できたことなどもあったのでは?

単純に「水」と表現しても、生活用水、飲料水と2つに分かれますし、生活用水として使用するためにミネラルウォーターを輸入しているアメリカのような国があることは知りませんでした。
また、フードマイレージという、食料品は地産地消(生産地と消費地が近いこと)が望ましいという考え方は知っていましたが、水にも少し似たようなバーチャルウォーターという概念があることを知り驚きました。
さらに、勉強して改めて確認できたことは、飲料水としてのミネラルウォーターの使用目的は大きく4種類に分かれるという点です。食、健康、美容、運動という4つの目的が存在し、それぞれのミネラルウォーターが持つ特性の整理基準が私の中で生まれました。例えば、炭酸水は「食事向けの水」として機能しますし、ミネラル豊富な水は飲みづらいものもありますが、バランスによって「美容向けの水」として扱うことができるなどです。ちなみに弊社のSize Downは、クラスターが細かく身体に吸収されやすいなどの理由から、特に健康、美容、運動を目的とされる方におすすめしています。

資格を取得してどんなところで役にたっていますか?

メーカーの営業という職業柄、「自社製品だけが優れている」という客観性を欠いたセールスをしがちだと思うのですが、そうではなく、さまざまなミネラルウォーターの良さもリスペクトしつつ、目的に応じた住み分けをしながら、お客様に伝えていけるようになりました。
営業先などでは、現状取扱のミネラルウォーターのラインナップを見れば、バイヤーの嗜好と採用基準が想定でき、弊社の製品特長を活かした情報提供が以前より自信をもってできるようになりましたし、そういったことを心がけるようになれたという点で役に立っています。
これは、アクアデミアでの勉強で数多くのミネラルウォーター(銘柄や特徴)に触れたからこそ、得たものと思います。

名刺に資格名が入っていることで、反応もあるのでは?

必ず話題の一つになりますし、いつも尋ねられます。「そういう資格があるのですか?」と。 アクアソムリエと聞くと、たいていの方は「利き水をされるんですか?」と言われますね。 「銘柄当てのようなことはしませんが、味の違いが多少わかるようになりましたし、水は体にとって大事なものであるということから、飲み方、環境問題までもっと広く水全般について勉強した資格なんですよ」と答えますと、より興味を持ってくださいます。
中には「私も水の勉強がしたいと思っていた」と言う女性のバイヤーもいらっしゃいました。
やはり女性の方が水への関心は強いようです。

個人的に水分補給の仕方などで
変わったことなどはありますか?

アクアソムリエマイスターの授業で聞いたドクターの話を参考にしています。中でも、糖尿病患者にも推奨している方法だという、ビールの代わりに発泡性のミネラルウォーターを飲むとよいということを実生活でも行っています。
私は糖尿というわけではありませんが、ビールが好きで、飲むたびに身体に悪いだろうと前々から思ってはいたのです。
アルコールが入ると体内の水分も出てしまいますしね。炭酸水を飲むことでビールを飲みたいという気持ちがおさまり、満足できるようになりました。水がシュワシュワ感を代用してくれるという、この画期的な考え方に感謝しています。

アクアソムリエマイスターとして
今後の抱負をお聞かせください。

水は人間にとって非常に重要な存在でありながら、空気のように身近すぎて主人公にはなれない存在だと思います。
あって当たり前なものだからこそ、とても嗜好性の高い存在でもあります。その中で、自分で確認できたミネラルウォーターの使用目的である、食、健康、美容、運動の4つのジャンルの情報を整理し、水に関する本づくりに携わることが夢です。

[2018年12月掲載]

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