資格取得のきっかけを教えてください。

お酒を伝える伝道師としてさまざまな酒学を研究している際に、その原点である「水」に突き当たりました。例えば、日本酒醸造において仕込み水が軟水と硬水では発酵力や味わいの骨格に大きな差がでてきます。また水割りで楽しむ際にもお水の硬度によって味わいが変化します。そんな観点から「水」について興味が湧き、一から学んでみようと思いました。

どのような活動をなさっていますか？

日本酒、ワイン、ビール、スピリッツなどすべてのジャンルの酒類販売と飲食業務に加え、お酒教室としてレクチャーをしています。そのなかで醸造過程に関わる「水」の性質や、お酒とともに合わせて飲むお水についてお話ししています。昨年はJTBさんからの依頼で東京都の水道インフラを巡るツアーなど開催し、世界に誇る日本の浄水場現場のコーディネーターを務めました。

今後の抱負をお聞かせください！

地球誕生から植物の誕生、人類の誕生に至るまで欠かすことのできなかった「水」の魅力に取りつかれています。私たちが生きていくためになくてはならない「水」についてまだまだたくさんのことを学び、「水と生きる」をテーマに、たくさんの方に素晴らしい水の魅力を伝えていきたいと考えています。

[2019年1月掲載]